当院の鍼灸施術
当院の鍼灸施術
当院では東方会方式による経絡治療を中心とした施術を行っております。また、脈診や腹診を行って経絡のバランスを確認しながら、ツボを選び、調整していきます。
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施術の流れとしては問診(主に初診時)を行った後、脈診、腹診を行い患者さんの身体の状態を把握します。
これは東洋医学的な施術に直結する把握方法です。(専門的には”証”と言います) そして、その証に対応するツボに鍼を施し、経絡の調整をします。さらに主訴に対応する施術を局所、及び身体のバランスなどを考慮しながら行っていきます。
例えば、主訴が腰痛だからといって腰だけに鍼をするとは限りません。お腹や背中、足とのバランス、左右差はないかなど、いろいろな角度から診ていきます。また同じ症状でも人によって体質や体格、原因などが異なればツボなども同じになるとは限りません。そういう意味では、オーダーメイド的な施術といえるのかもしれません。
また、鍼灸は肩こり、腰痛などに対する施術が一般的ですが、その他にもいろいろな症状に対して効果が期待できます。ストレス、季節の変わり目など急激な気温の変化、疲労、寝不足なども様々な原因によって、身体のバランスが崩れるといろいろな症状が現れます。鍼灸はそれら身体の不調和(経絡のバランスなど)を調え、その結果として自然治癒力が高まり、つらい症状が改善されていきます。
東方会方式における各鍼法について
接触鍼法9種、刺入鍼法6種、特殊鍼法4種と全26種の鍼法があり、治療方法と合わせて体系化されている。
施術の主となる接触鍼法とは、鍼を全く刺入せず、皮膚面に鍼尖を接触させて軽い按圧を加え、諸々の気を動かすことを目標とする鍼法を言う。
また、身体の状態により、刺入することもあります。
特殊鍼法中の、圓鍉鍼法(えんていしんぽう)が小児はりで用いられ、先の丸い鍼で撫でたり、ツボを軽く刺激して行う。(右写真)